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December 30, 2005

オムライス

乾いたドア、
夜明け前の電車の音、
冷えきった珈琲、

あのとき呟いてた言葉の意味を反芻してみる。

希望だけが湯気の向こうに見えた。

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December 11, 2005

雑感。

ドラマ「野ブタ。をプロデュース」にすっかりハマッている今日この頃な訳ですが。

僕はどちらかというと松本大洋的な世界観というか、「男の子の世界」がどうにもよく解んなくて、まあ「青い春」とか「ピンポン」のような、ドツキ合いに近いある種のリビドーの発露が、カッコ良くも遠巻きにしか見えない感覚なのです。
思えば、小中学校の頃の昼休み。サッカーボール抱えた男子を尻目に、教室に残って男子1人、女子に混じってフルーツバスケットしていた軟弱なオトコです。三つ子の魂、ちゅう奴かしら。。

さて、「プロデュース」といえば、積年の思いで僕が演出してみたいドラマが有るなあ。以下、妄想ですが。

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●燃えよ剣●

オトコの勝手な論理が昔から大嫌いで、特に女の子のことを「おネエちゃん」とか呼ぶ輩が居たら、露骨に言葉遣いから訂正させるフェミニストです。僕は。
そして、司馬先生もまた、非常に側面的な女性観というか、懐古的な枠組みの中では正しいとされた女性観を以って、こういう武家モノ時代モノを描いてますね。しかし実際、僕が好きなのは多摩時代の歳三の姿でして、あの府中の夜祭でのシーンとか、艶っぽさは流石だなあ、、と思う。あの辺を中心にドラマにしたいですね。


●今昔物語「比叡の僧、虚空蔵菩薩の力を借りて、、、」●

今は昔、比叡山に修行する若僧が居りました。学問の志は持っていたものの、「学問しなきゃ」と法輪寺の虚空蔵菩薩に祈るだけで結局は学問しないままだった。ある日、寺からの帰りに日が暮れてしまい民家に宿を求める。そこで出遭った美しい寡婦に恋をし夜這いするのだが、「お坊様なら法華経くらい念じられるようになってからおいでください」と断られる。
僧侶は二十日余りで法華経をそらんじ、再び女の許へ赴くと、「法華経をこんなに早く覚えられるのだから、修行して立派な学僧になってから来てください」と言う。一念発起した僧侶は3年の間修行に励み、比叡山でも名声轟かせる学僧になる。三度、女の許に行き、ようやく思いを遂げようと添い寝するが、道中の疲れからそのまま寝入ってしまう。
ふっと目を覚ますとそこは寒々とした草原。狐狸に騙されたと!思った僧侶は法輪寺の虚空蔵菩薩の前で眠る。夢に出てきたのは虚空蔵菩薩。「今夜のことは狐狸の類ではない。お前は知恵を得たい、学問を見につけたいと言いながら、怠けてばかりであったので、わしが女に身を変えて、学問に導いた」と。
・・・なんともいい話じゃないか。


●更級日記●

国司に任官していた父とともに上総国で育った菅原孝標女。13歳になり、父とともに都に戻るところから話はスタートする。少女時代、源氏の世界、物語絵巻の世界に想像を膨らませ、物語の世界への憧憬の部分がとても生き生きとしている。自分にも光君のような白馬の王子(いや当時だから牛車の王子だな)は現れるか、乙女心は疼く訳だが・・・。
大好きだった姉との死別、未婚のまま姉の遺児を育てた二十代。そして三十代でようやく結婚したのはちょっとイケてない中流貴族。子供には恵まれたが、夫に信濃国司の任が下るも京に残る。同年夫とは死別。孤独のうちに過ごす中で、次第に仏に救いを求めていく老いの日々。

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きわめて本は読まないほうだが、心に残るいくつかの作品は、こうして何か形にしてみたいな、、などと有らぬ妄想を抱かせるものですね。。

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December 10, 2005

lie

それが、誰かをたばかろうとする何かであれ、自分を楽にする何かであれ、僕らは色んな形で嘘をつく。

嘘も許されないような世界は、窮屈過ぎてとてもではないが僕は住みたくなくて、ちょっと位汚れていても、そんなものを気に留めずに過ごして行けることの方が、余程豊かに生を実感できるんじゃないかな、なんて思ってる。

こう書いてると、なんだか自分がちょっとしたリアリストで嫌な奴に思えてきたけど、嘘を考え嘘に塗れている時の僕はきわめて、ロマンチスト的な幻想に駆られている気がしている。自分としちゃあ、嫌じゃない。

冬の持つ虚構が僕には心地良くて、この街角で掛かるジャズにも、滲むペン先のインクにも、一片の虚構が垣間見れて、それが良いんだ。

・・・僕には、見逃していることが未だ幾つも、あるのかも知れないけど。

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December 04, 2005

Take me down, to the paradise city

十数年振りくらいに、マジメに筋肉少女帯を聴いてみた。
リンドバーグⅡのあの曲、あの歌詞がどうしても気に懸かって、街のレコードショップを廻る。
アクセル・ローズ見たさに、ガンズのミュージック・ビデオを探しまくっちまった。
佐野元春に久々に涙してしまう。もちろん、「ロックンロール・ナイト」で。

少しばかり早足だったけど、あれやこれや、僕は十年前を歩き回った。路上を、そして、夢の中を。
聴いた上で、「これが仕事に使えるか?役立つか?」などという問いが、とんと出てくる気配のない自分が誇らしかった。これで良いんだ。

Life is comin' Back!

僕の住む街は、夜でも喧騒が絶えなくて、それは深夜まで煌々と、エスニック・ディッシュの店灯りから漏れる賑わいからも明らかなんだけど、それを見るにつけ、自分がこの街にいる正しさを確認するような気にもなる。
時は得てして残酷だけど、優しいところもあるじゃん、と思う瞬間。

ゆず紅茶に心は温まるけれど、僕には喉を軋ませるコカ・コーラのほうが、未だ、良い。
Avril Lavigneの"My Hapy Ending"に、訳もなく、涙が出そうだ。

まだ、始まってない、これで良いんだ。

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