« Reconquest | Main | シンクロニシティ »

May 22, 2005

老いへの願望

自分の若さが、青さが、時折恨めしくなる。

三十にして、いけしゃあしゃあと「若さ」などと言っていたら、ネット上にうごめく十五の好奇心たちからは嗤われることだろう。けど、それでも、己の若き故に付随する様々な欲望や想いの一片が、恨めしく思える瞬間がある。

早く、早く、歳を取りたい。

いますぐ歳を取ったならば、失うものも多かろう。眼は霞み、耳は遠くなり、肌艶は消えて、足腰はたたなくなる。それでも、それでも、歳を取りたい。いま自分の心を支配する様々な苦しみやジレンマも、きっとなんでも無くなるだろうから。
梅でも見ながら、いつか心底の静謐が得られる日が来ることを、待ち詫びている。

けど実際には、歳を取るごとに欲望や怨念は澱のように滞っていくのだろう。そう、畢竟、欲望はヒトを突き動かすガソリンなのであります。どんなに否定しても、否定しても、否定したい欲が残ることには違いない。

・・・人間をやるってことは、とかく難しい。

|

« Reconquest | Main | シンクロニシティ »

Comments

「無欲になりたい」という欲もありますしね。
ホントに、人間をやっていくのは大変です。
なんでこんなに苦しまなきゃいけないんでしょうね?
いつまで苦しめばいいんでしょうね?
歳をとれば、それも解決するんでしょうか・・・

Posted by: akari | May 22, 2005 at 02:13 PM

生きているってこと自体が、ある種の苦しさとの勝負なんでしょうかね。。
歳を取ったところで、別の恐怖心や苦しみや欲望に苛まれる。
それでも、何かを構築しなきゃ、あかんのでしょうかね、つまるところ。

Posted by: かどぅ | May 22, 2005 at 03:10 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/24481/4231441

Listed below are links to weblogs that reference 老いへの願望:

« Reconquest | Main | シンクロニシティ »