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December 05, 2004

資格と仕事のジレンマ

日曜日の新聞に踊る、求人記事。

「MBA資格取得者優遇」とか「有資格者歓迎」の文字。こういう文字に色々と思いを惹起させられるのもまた、コンサルタントやっているせいだからなのか?なんて我ながら面白く感じてしまう。

さて、ビジネスマンにとって、資格の持つ意味は大きい。弁護士、MBA、CPA、なんとかアナリスト、、枚挙にいとまが無い。実際、こうした資格は就転職上、きわめて有利に働く(いわゆる「市場価値」が付く)わけだが、僕自身、実はこれに対してはちょっとした疑義を持っている。
以下、資格ホルダーの方を不愉快にしそうなことを書きますので、お読みになりたくないひとは、ここから先は読まないほうがいいですよ・・・なんちって。
*****

知人に、社内でも出色のキャリアウーマンが居る。常に新たなプロジェクトや先進的な案件は彼女の許に回され、また彼女もその期待に応えようとして頑張るタイプの人間である。そうしたことの積み重ねが、さらに新たな仕事を回されることにつながり、身体を壊すことも、深夜休日の仕事づくめも厭わない。当然社内での評判も、人事考課も極めて高い。けど、ふっと振り返ると、履歴書に書けるような、形式的・表面的な意味での資格キャリアが何も身について居ないことに気付く。
一方で、同じ会社に、うつ病を患った女の子が居るという。この子は、うつ病を理由に会社から療養休暇を獲得したわけだが、なんと、その療養休暇の間に、社労士の資格を取ってしまったという。うつ病って、何にもやる気の起こらない病気のことだ、とうつ病素人ながら耳にしたこと位はある。ま、途中で病気が治ったから資格が取れたわけで、そこはめでたしめでたし・・・なわけだが、何か何処かが、割り切れない気分がする。

こういう言い方は偏見だらけに聞こえるのかも知れないが、本当に忙しいときって、何も形になるものを残せないんじゃないか、と思う瞬間もある。逆に言えば、忙しくないからこそ、形あるものを残せるんじゃないか、と。
あまりパッとしないビジネスマンが、ある種のリベンジも含めて、有力な資格を手に入れる。ま、パッとしない現状を打破しようという意気や良し、ではあるにしても。だから、日曜日の新聞なんかに、「資格取得者求ム」系の記事を読むと、『現業で暇(或いは仕事上の出番が少なかった)を活用して取れた資格』を握った輩が、わんさかと押し寄せている様子が想像できてならない。

さきの彼女曰く、「社内研修なんかに行っているのはオヤジか、社内で暇なひとばっかり」だと。
けど皮肉なことに、社内で如何に有力な評価をされようとも、市場価値的に見れば、先程のうつ病資格ゲッターのほうに軍配が上がってしまうのが世間である。げに、世の中って不思議。

もちろん、資格ゲッターの中にも、自分をきちんと制御・コントロールして、与えられた領分の仕事をしっかりこなした上で、時間を工夫して作って資格を取っている人も居ます。そういうひとは、真に尊敬に値する。
けど、実際には、僕の友人にも居るんですよねえ・・・。会社生活で十分な成果が出せなくて、「法科大学院」あたりに挑戦しちゃって、実際に受かっちゃうひと。「なぜ、会社生活で成果を出せなかったか」を考えることに課題の本質があるとは思うのだが・・・。

ことほど左様に、「仕事の繁忙度」と「資格の取れにくさ」は、ある面で比例する関係があるのが矛盾では・・・と思ったりするわけですが、皆さんのお考えは如何でしょうか?要領の良さもビジネススキルのうち?ってか?(w

・・・え、僕?あ、もちろん、資格を目指して頑張りますよ!!(嘘)

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Comments

こん@@は。いちおう私も資格ホルダーです(笑)
「ふぅ~~~ん。。。そもそもビジネス世界での資格ってそんなに重視されるの~?実際にそれは役に立つんだろか~?」と、???でいっぱいであります~。
資格ってなんでもそうだけど、取っただけ持ってるだけじゃぜーんぜん意味無くって、法律の規定でそれ持ってないとダメ!だとか、履歴書に書いたときに「私はそれだけのオベンキョーをこなす時間と労力(能力というよりも)と財力がありました」と示すためのお印ではなかろうかと思ってます。(司法試験や医師免許であっても)どんな資格でも、それを取った時点ではその分野について最低限の断片的知識がありました、ってな意味があるだけで、それ持ってるだけで一人前の仕事が出来るとは思えないですね~。
ワタクシどもの業界でも、新規参入組がどど~っと来てます。「会社員はもうイヤだから」とか言って入ってくる働き盛りの脱サラ組なぞ見てると、「んな、免許取ったからって稼げるわけないじゃ~ん!」とけらけらと笑うしかありませんわ。。。資格幻想ってすごいですね。(知人がもし転職してこっち側に来たいと言ったら本気で止めますよ、私は)いやはや。あと、いま足突っ込んでるところでも(臨床●●士)資格幻想に取り付かれた人が蔓延しとります。
なんかこう、、、なんなんでしょうね~。。。
と、愚痴コメでスミマセン m(__)m

Posted by: たま | December 05, 2004 at 11:22 PM

>たま様
こん@@はですー!(この表現方法、便利ですね。。
勝手ながら、使わせてもらっちゃいましたm(__)m)

>「ふぅ~~~ん。。。そもそもビジネス世界での資格って
>そんなに重視されるの~?実際にそれは役に立つんだろか
>~?」と、???でいっぱいであります~。

仰るとおりでございます。
実はコンサル業界にも、それはそれは麗しい資格ホルダーがわんさと居るんですが、実際にお客様の信頼を獲得するのは全然違う部分(もっとある意味ではウェットな部分だったり、コンサルとして「逃げない」ように見えることだったり、)が重要だと思っております。
しかし一方で、最初にお客様になる方は、僕らの資格しか見るべきところがないですからね。。ここが難しい。プロジェクトの期間や案件の内容で考えて欲しい、、と思いますが。。

たま様の業界なんかでも、きっと同じなんでしょうね。
自分の持つ価値を、プロファイルでなくて形式的に外界に表現することって、きっと難しいんだろうなあ・・などと想像してみたり。。(ちなみに僕は、足裏マッサージと言えども、いつも同じ先生に施して頂くようにしておりますが・・・)
まあ、たまさんもそうだと拝察いたしますが、ホンモノはやがて実力で流布していくものだと、楽観的にも思っておりますが・・・。

今回はわたくしも若干、判然としない気分で書いたブログでした。。駄文つらつらですみませんです!!(汗)
これからも宜しくお願いします!!

Posted by: かどぅ | December 06, 2004 at 10:58 AM

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