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June 06, 2004

「スクール・オブ・ロック」

『無職でデブなオタ男が、くそ真面目な子供たちに、ロックを教えることで、次第に彼らを変えていく』

schoolofrock

なんてベタベタなストーリーなんだ。伏線も糞も無い、予定調和なハッピーエンド、人間関係への追究も、個々人のプロットの書き込みも足りない。。そこらへんの映画通気取りならば、きっと大きな「×印」をつけたくなるだろう。

・・・しかし、この映画、俺は心揺さぶられました。もっともらしい小理屈も能書きも要らないぜ。

折り目正しきロックの精神は、「反逆」や「反体制」にあった。これもちょっと古いロック観だとは思うが、それがいい。劇中使われる音楽がまた古くさい。パープルかよ、ジミヘンかよ、、それがまたいい。

この懐かしさ、古臭さ・・・何処かで見たような・・・と思ってたら、ひらめいた!

札付きの不良(ワル)たちが、ラグビーを通して更生し、世に認められていく、往年の感動スポ根名作ドラマ。「スクール・ウォーズ」だ!(もちろん、役割関係をひっくり返したってことだが)

最初の動機は不純でも、次第に子供たちとの触れ合いをいとおしく感じていく中年オヤジをジャック・ブラックがよく演じたと思う。決して器用とは言えない演技だが、素の感覚がよかった。そういえば、この、「不純な動機(≒贋物)にも、美しさがある」というのは僕の嗜好にもピッタリなのだ。⇒参考コラム

新しさは無くったって、隙だらけだって、楽しめる映画は、それだけでいい。

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Comments

これちょっと観たかったんです。
B級もいいぞ。

Posted by: akari | June 07, 2004 at 09:20 AM

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» 日本最後のスクール・オブ・ロック [高橋家のマサトシさん]
今更ながらですがジャック・ブラック主演の「スクール・オブ・ロック」観て来ました。 ジャック・ブラックがとにかく素晴らしい(笑 演技なの?素なのか?かなりぶっとん... [Read More]

Tracked on July 19, 2004 at 04:14 PM

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