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May 11, 2004

わが心のラヴソング・ベスト3

やれ、哲学だ、政治思想だぁと普段書いている自分からすれば、キャラクターではないのは重々承知だが、たまには書いてみたい。というわけで、わが心のラブソング。

で、早速ですが、ベスト3と言ったけど優劣がつけられないので、三つ並べます。(この辺の不手際さが、小生のラブソングに対する苦手感をよく出してるでしょ(笑))

「ジョニーへの伝言」(ペドロ&カプリシャス)
いきなり、小生が生まれる前の曲(1973年)ですが(汗)。先日NYに行ったときにも、頭の中のラジオは「五番街のマリー」とこの曲をえんえんと・・・(以下略)。
この曲の短い歌詞の中で唄われる、去り際の切なさ、凛とした様を無理にでも装ういじましさ。その気丈さが心を打ちます。ちなみに、「五番街のマリー」はこのジョニーへの伝言に対しての男性側からの呼応なんですよね。この曲と併せて聴くとなるほど、時間の経過のズレと交錯するふたつの感情がとても胸に沁み入るラブソングです。

「君に捧げるラブソング」(岡林信康)
我が敬愛するアーティスト・岡林信康についてはいずれこのブログで、かなり長々と書くつもりですが。まずはこの歌について。愛する誰かの悲しみ、心の痛みが解っていながら、どうすることもできないもどかしさを綴ったバラードの名曲です。
岡林さんの声がまた、いい。この人はある尖った思い・情念のようなものを、何らの加工を施さずに目の前に突きつける野蛮さと荒っぽさが魅力だけど、反面、際限ない優しさに裏打ちされた何か遠くで実景を眺めている距離の遠さがまた、いいですね。

「笑えない道化師(ピエロ)」(蓑谷雅彦)
恋に傷ついた彼女を励ましたくて、間抜けな役回りと解っててもそれを演じ続ける男の切なさを、ピエロに例えて歌い上げた珠玉のバラードです。愛というよりも、恋を唄った唄のようにも思います。あ、一応、「愛」と「恋」の違いも書いておかねばですが、、ボクは坂口安吾の「恋愛論」の定義が合点です。
「愛」は何か既に得てしまったものを慈しむ、いとおしむような気持ちでしょうか。昔はこの言葉が無かったので、基督教が日本に入ってきたときは、「神の愛」のことを「デウスのごたいせつ」と訳したそうです。なんとも粋な訳語ですね。一方、「恋」はまだ得ぬものに対して、何処か狂的に手に入れたくなるような、焦がれるような気持ちでしょうか。
蓑谷さんは北海道在住のアーティストとして、いまも活動していらっしゃるそうです。

しかし、このブログでラブ・ソングに触れようとは・・・。また何処かで、恥ずかしげもなく披瀝する気分になるかも知れませんが。。

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Comments

なんだかコアすぎてコメントしづらいですが・・・
「わが心のラブソング」と言うだけあって、濃いラインナップですね。
わたしも今度やってみようかなぁ。

Posted by: akari | May 13, 2004 at 08:17 PM

コメントありがとうございます!
こちらこそ、いつも楽しく拝見させていただいてますです。

まあ、今回のコラムはちょっと気恥ずかしい(しかしマニアックですみません。。)なネタですね。。

Posted by: かどぅ | May 14, 2004 at 08:04 AM

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