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April 18, 2004

“リュックは何処に消えた?”-トートバッグ覇権主義の謎-

旅先での徘徊でリュックサックに勝る持ち運び容器は無い、と個人的に思う。
リュックだと両手が自由になるから、旅先のあらゆる珍しい文物に容易に手を伸ばせるし、重いものを入れても手で持つよりもはるかに負荷に耐えられる。しかし、実のところ僕はトートバッグばかりで、リュックをひとつも持ってない。

ちょっと可愛い目で値ごろのリュックはないものか、と気まぐれにデパートに行ってみたが、これがまた、無いんだな・・・。そこそこメジャーなブランドが、豊富なバラエティで揃えてあるのはトートバッグばかり。そういえば、男性向けトートバッグは何故にこれほど市民権を得るようになったんだろう??

ちょっと前のトートバッグはキャンパス・バッグ的なカラーが強く、女子大生あたりが教科書やノートを突っ込むのに使う、専らフェミニンなアイテムだったと思う。
男性におけるトートバッグ人気爆発の立役者となったのは、エルメスのフールトゥの影響が大きいのではないだろうか。丈夫で、色のラインも多くて、女性でも男性でも使える。そして何より、「HERMES」という高級感。

hermes.JPG


そして今日、トートバッグはこれほどまでに市民権を得たのだと思う。トートバッグがこれほど流行ったのは、キラー商品としてのフールトゥの力も大きいけど、環境的にもラッキーだった(トートバッグが求められる環境が醸成されていた)のだと思う。思いつく要因をざっと挙げてみても、

 1.モバイルパソコン人口の拡大
 2.紙利用の変化(紙媒体の主流がB4・B3からA4・A3へと移行)
 3.女性との共用可能性の高さ
 4.多くの企業でのカジュアル・デーの導入

リュックだと持ち運びにくいモバイルパソコンも、トートなら楽々入ってしまう。A4サイズの用紙を折り曲げてないと入らないリュックも、トートなら折り曲げないでそのまま入る。そもそも女性に利用人口の多かったはずのトートなので、男性との共用も容易。また、多くの企業でカジュアル・デーを導入することが珍しくなくなったが、トートバッグならばある程度のフォーマルさも担保できる、というわけで。。
(※もちろん、リュックにPCを入れて持ち運ぶ人も、女性とリュックを共用する男性もいらっしゃるでしょうが・・・)

・・・ともあれ、外れているかも知れませんが、諸般の理由のもとでトートバッグはいまや、多くのブランドがこぞってお洒落なものを揃えるようになっている。でも、消費者とは気まぐれで残酷な生き物でもある。いつまた、別なブームが起こるかは解らない。ひょっとしたら、カンガルーのようにお腹で支えるバッグができるか、昔はやったウエストポーチが再び流行るか。。

他の誰もやらなくなったときに、敢えて残ってやり続けるのが、「一人勝ち」の定石だと思う。それを踏まえて、声を大にして言いたい。

「ブランド企業の皆さーん!リュックサック、つくり時ですよーー!!」

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