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April 18, 2004

官僚制、何処が悪い?(1/2)

今日のテレビや週刊誌で、官僚が叩かれない日は無いと言ってもよいだろう。時代劇で言うと、悪代官か越後屋か、という位、悪の象徴的存在になってしまった感すらある。でも、官僚はなぜ、現代の日本でこれほどまでに叩かれるようになったのだろうか?今回のブログでは少し、官僚にまつわる問題を掘り下げてみたい。

官僚制とは、「近代以降の肥大化した国家を機能的・能率的に運営するための管理制度」と言える。
19世紀初頭の欧米での官僚制のあり方としては、当初は「スポイルズ・システム(猟官制)」が採られていた。これはすなわち、大統領や首相など政治のリーダーが入れ替わるごとに、自らの人脈で官僚人事を一新させるやり方である。その後、肥大化する国家を支えるためには政権交代ごとの入れ替えよりも、より専門的・能率的に事務処理をするために、「メリット・システム(資格任用制)」が採られるようになった。これは、中立的な方法により、資格試験(文官の登用試験)の合格者を官僚として任命するというシステムであり、今日多くの民主国家はこの仕組みで政治が運営されている。

M・ウェーバーは、官僚制の特徴を次のようにまとめている。

①法律で明確化された職務・権限をベースにした、機能的な分業・協働システムを有する
②組織内の命令・指揮系統が、階層的な構造のもとで秩序づけられている
③官僚は専門的な資格を有した者から構成され、公務を専業としている
④事務処理全般が文書を中心に行なわれ、職務や責任所在が明示されている

こうして見てみると、国家が大きくなり、行政機能が複雑化すればするほど、官僚制のメリットが大きいように思われる。ウェーバーは官僚制を「近代国家の合法的な権力支配において、最もマッチしたシステム」と位置づけていたくらいである。
・・・では、一体、官僚制の何処が悪いのだろうか??

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