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March 28, 2004

「ストレイト・ストーリー」

いまさらながらですが、デビッド・リンチの名作「ストレイト・ストーリー」を見ました。以下、多少ネタバレになりますが、少しのあらすじと感想をば。

Straight.JPG

御年73歳のアルヴィン爺さんの許に、10年間絶交状態に有った兄が倒れたという知らせが舞い込んだ。腰も目も悪い爺さんの住むアイオワからウィスコンシンの兄の家までは、500キロ以上はある。爺さんは古いトラクターに跨って、ひとり、兄の住む町まで行くことを決意した・・・

とまあ、こんな感じのストーリーなんですが、車も飛行機も発達した便利なこの時代に、トラクター。(おい
でも、10年の時を追憶するには、飛行機や車だと短すぎる、結果的にトラクターが一番の乗り物だったのかも知れませんね。

そういえば、昔の日本もお伊勢さま参りに徒歩でのんびり旅をしたのですよね。
おなじみ野次さん喜多さんの東海道中膝栗毛も、「栗毛(=馬のこと)」の代わりに「膝(=徒歩)」での旅をした様子を、面白おかしく描いているわけですが、、もしかしたら、車も電車も飛行機も、ものをあれこれ考えるにはちと、早すぎる乗り物なのかも知れませんね。

いい気候ですから、少し、歩いてみます。

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Comments

この映画、すごい好きです。
まさかリンチがロード・ムービーを撮るとは!
しかもこんなせつないやつを・・・
見終わったときは、リンチの作品だということを忘れました。
このおじいちゃんが、ホントいい味出してるんだ・・・

同じくロード・ムービーでは、ちょっと前のドイツ映画の
「ノッキン・オン・ヘヴンスドア」がおすすめです。
前半はどたばたロード・ムービーなんだけど、ラストが泣かす。
ディランの同名の曲のカバー(誰なんだろ?)が流れて、
とてもせつなくなります。
参考までに・・・

Posted by: akari | March 30, 2004 at 01:10 PM

確かに、僕もにわかにはリンチ作品とは思えませんでした。
一見すると、ほのぼのしていて、爺さんの郷愁的なロード・ムービー。

でも、ここかしこにリンチっぽさ、というか皮肉やある種の狂気沙汰が出ている気もしますね。
例えば、途中で鹿をいつも轢いてしまう女性との遭遇。その後、見物鹿に囲まれての鹿ディナー。もう笑うしかない。ブラックに。

それにそもそも論として、アルヴィン爺さんの異様なまでのトラクターへの固執ぶりはやはり、ある種の狂気沙汰を感じさせますよね。
アウトローな主人公にとっての普通の行動と、何処にでも居る爺さんの有り得ない行動、どちらも狂気として十分に面白いのかも知れません。

「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」も見てみます!
おすすめありがとうございます!

Posted by: かどぅ | March 30, 2004 at 03:27 PM

確かにリンチらしさも随所にありましたよね。
ブラックあり、狂気あり・・・
でも「ブルー・ベルベット」とかがわかりやすい狂気なら、
こっちはちょっとひねった狂気かな、とも思います。
リンチも一皮むけたってところでしょうか。

おすすめ映画いっぱいあるからなー。
徐々にご紹介しましょう~。

Posted by: akari | March 30, 2004 at 03:50 PM

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